読書の秋です。皆さんはどんな本を読まれていますか？

ゆっくり、静かに、心を落ち着かせて、
暖かい飲み物をそばに置きながら、
本のページをめくる。

そんな悠長な時間なんてなかなか見つけられないものです。
それが大人、特に子育て中の保護者の実情ではないでしょうか。
わたしもなかなかそんな時間も見つけられないし、そんな悠長な気持ちにもなれません。

読書なんてしたくない、というわけではないのです。
ただ、最初から最後までじっくり読み込むことができなさそうだから、
手を出せないでいるというところでしょうか。

そう書いていると、国語専科の指導者としてはいかがなものかと思われるでしょう。
そこで、おすすめしたいのは、あえて新しく買った本ではなく、一度読んだ本を手にするという読書です。

読書の秋というと、新しい本を最初から読まなければという気持ちになってしまいますが、それだけが読書ではないでしょう。一度読んだ本でもかまわないと思うのです。それも、つまみ読み（？）です。

皆さんの本棚には、どんな本がありますか？本棚に並べられた本の背表紙を眺めてみてください。あっ、この本は…、と頭にスイッチが入ったように、急に読みたくなるのではないでしょうか。最初から読むのでもいいですし、その本の一部の気になる内容の箇所だけを読むのでもいいでしょう。一度読んだ本です。記憶がよみがえるがごとく、気持ちよく読めるのではないでしょうか。もしかすると、今だからこそ、新しい読みで理解することができるかもしれません。

小春学院の教室の本棚には本が並べられています。まだ読んだこともない本もありますし、すでに読んだ本もあります。いずれにしても、当学院の塾生であれば、どうぞご自由にという気持ちで、私が並べた本たちです。どんな読み方でもいいので、みんなで手にとってもらえるとうれしいなと思っています。読み手がいなくなってしまった本はかわいそうですからね。

そんなことを考えると、以前読まれた本をもう一度読むことで、その本に命を吹き込んでみてはいかがでしょうか。

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読書はただ読んだだけではもったいないですね。
読んだ余韻があるうちに、ぜひ感想文にまとめてみませんか？
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