2022/11/17
こんにちは。
寒さが日に日に増してきています。健康に十分注意が必要ですね。
受験シーズンになると、なんだかんだいって、地道な勉強が一番大事だなということです。
「地道な勉強」というと、毎日コツコツと同じ作業を続けることもあるのですが、ここでお伝えしたいのは、「試験のための勉強」ではない、「本質的な学び」ということです。
古文について言えば、古文単語、古文文法をしっかりコツコツと身につけていくことは大切ですが、それだけでは「本質的な学び」にはなりません。古文単語を覚える、古文文法を理解するは「試験のための勉強」で止まるもので、その一歩先が欲しいなということです。
その一歩先というのが、「目の前の古文を訳していく」ということです。古文単語、古文文法は知っているけど、古文が読めないといいう生徒は結構います。それは単に道具しかそろえていないからです。学校の教科書でも、問題集でも何でもいいのです。まずは古文と向き合って、読み下す、読み解くことを地道な作業が必要なのです。
学校の先生のテスト前の指示が「古文の単語をどこからどこまでおぼえてね。」「古文文法は助動詞のところがでるよ。」だけなら、それしかやらないというのでは、古文が読める訳がないのです。日頃から学校の古文の教科書の原文を自分なりにしっかり訳す習慣がついていれば、試験でもその作業を進めるようになります。当然、単語も文法も使って訳すのですから、それらも身につくはずなのです。そういう愚直な学びを今どれだけの中学生・高校生がされているのかなと思うのです。
現代作品も、文章を深く読み、筆者は何を考えて文章を書いているのか、どのような背景のもとにこの文章を書いているのか、筆者の伝えていることはどこまで通じる話であるのか、自分なりの疑問を持って読み進めていけば、いわゆる「読解」の基礎力がついてくるのです。
「受験の追い込み」というと、今できることをしっかりやりきることというのは確かなことです。先の古文単語を覚える、古文の文法を覚え直すということは確かに「受験の追い込み」の時期としてやりきらなければならないことでしょう。ただ一方で、その一歩先に足を踏み入れていた人の方が実力は上になっていることを認めなければならないのも事実です。だとしたら、まだ11月、冬休み前のこの時期にその一歩先に足を踏み入れてみてもいいのではないでしょうか。実力が上の人との差はまだ詰められるはずですよ。
そういう意味で、受験生にはぜひ「一歩先の学び」に早めに入ってもらいたいと思っています。
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小春学院では冬期に「一歩先の学び」に進むためのお手伝いをしています。
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