2022/11/21
こんにちは。
冬に入り、今年も俳句づくりを進めています。
昨年からはじめた取り組みです。昨年はサクサク作っていましたが、
今年はどうも様子が違うようです。
昨年取り組んだ児童も、今年はなかなか書けないと困っているようです。
なぜ困っているのでしょうか。考えられる理由は以下の2点です。
①言葉を選びすぎてします。
辞典や歳時記といった資料を用意してくれた児童もいます。たくさん言葉が載っています。たくさんあるからどれにしようか迷ってしまう。情報が多いというのは時として悩みの種になるということです。
②何も浮かばない
空気とにらめっこをしてしまう児童もいます。空気とにらめっこしていても何も見えませんよね。「考えている」という言葉にしてしまうとそうなんだということになりますが、何も見えない、何もないところでは「考え」は浮かんできませんよ。
俳句にしろ、詩にしろ、文章にしろ、何かを書くというときの苦しさは私も重々承知しています。このブログを書くのも「言葉を選びすぎてしまう」し、「何も浮かばない」こともあります。ではそんなとき、どうすればいいのでしょうか。
今日、ある児童に伝えたのは、「これで書くと決めてみなさい」ということです。どうしよう、何にしようと悩んでいても結局何も生まれないのです。
ラーメン屋さんでも、ファミレスでもどこでもいいです。注文するものがなくてもひとまず店内に入れば、注文せざるを得ません。「とりあえず」決めて、それが提供されればそれを食するようになります。
文章を書くというのも同じようなところがあります。「とりあえず決める」しかないのです。
今回のブログも、何か書かなければと思い、最近のことを書こうと決めたからこそ、そこを出発点として発想ができ、そして内容がまとめられたのです。
そうなると、「文章がどうしても書けない!」と筆が進まないときに大切なのは、勇気と踏ん切りです。「もうこれだ」と腹をくくってしまいましょう。
おもしろいもので、そう決めて書き始めれば、書くことがどんどん湧き出てきますよ。
今日の児童も俳句を1句、どたんばで作り終えることができました。
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