2023/09/25
模試の執筆にしても、授業にしても、取り扱う文章には「柱」が必要です。
学習者、受験者が指導者から文章の内容を聞いて、理解が可能な内容と、聞いても理解すらできない内容の文章があります。後者を選択して授業を進めても、国語の力は到底伸ばすことなどできません。それを用いて授業をしたり、試験をしたところで、文章を読むというより、文章から何かを探す作業になってしまうでしょう。
取り扱う文章を選定するときには、まず指導者自らがその内容を伝えられるものであること、ただ「読んでもらいたい」という願望だけではなく、その文章から何をわかってもらいたいのかが明確であることを「柱」にするべきです。
どうも、いくつかの模試の文章、入試で出題される文章、テキストの文章にその「柱」から大きくはずれたものがありますね。授業するときには注意が必要です。
学習者、受験生が自信を失うような文章は選ぶできではないですから…。