質問きました。

「文章をスラスラ書けません。どうすればいいでしょうか？」

結論
↓
出来事、事実だけの日記を書く。

文章を書くというと、自分の考え、自分が頭の中に浮かんでいることを書くということを指しているように思われますが、それよりまず目の前の事実をしっかり描写できるようにしましょう。
例えば、今自分の部屋あるいはリビングにいるとして、その周りの状況を言葉にしてみましょう。

私の目の前には本棚があり、そこにはマンガや問題集が乱雑に並んでいる。本の冊数はざっと30冊程度だろうが、実際に数えたことはない。最近本を買い足していないので、増えてはいない。そして、目線を本棚の横に移すと、窓がある。窓から外を眺めると、隣の家の壁しか見えない。壁の色は白であるが、年数が経っているので、黒ずんでいる。・・・・。

まずは事実を淡々と書けるようにすることが、文章をスラスラ書くためのトレーニングになります。当学院では「事実だけを書く日記」を週に3日分書いてもらっています。200字程度です。その日の朝から寝るまでに出来事だけを書くだけです。主語、動詞をしっかり対応させて、余計な考えを書かずに、まずは200字程度の出来事を記録として書いてみるのです。それが続けられれば、その事実に基づいて自分の考えや感想も少しずつ足してみることもできるようになります。

要するに、いきなり自分の考えを書くことなどそもそもできないので、まずはその考えの根拠となる出来事、事実を書き記すのです。評論文であろうが、説明文であろうが、物語であろうが、筆者の考えより、事実や出来事の描写の方が多いはずです。その事実や出来事に基づいた考えを書いていくしかないのです。ですから、まずは事実や出来事だけを正確に書くように練習してみてください。

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