2023/10/06
質問きました。
「国語で文法の勉強ってした方がいいの??」
結論
↓
絶対にするべきです!
口語文(現代の文章)、文語文(古文)にしても文法を勉強します。とはいえ、文法嫌いが多いのは確か。さらに、日本語が話せるのに文法を学習する必要があるか、昔の文法で文を書くことがないのに、文語文法を学習する必要があるか、という反発さえあります。
外国語であれば文法をある程度知っておかないと読むことも、書くこともできないということが理解されていますが、それでもみなさん文法がお好きではありませんね。でも言語というものを俯瞰的に見れば、法則の下に使われているのは確かなことです。言葉があまりに身近になりすぎると、その法則に対して無自覚になってしまうのでしょう。それは少々もったいない気がします。
文章を読んでいると、長い一文に時折出会います。そういうとき、なんとなく読み進めてしまいますが、もしその一文の一部に傍線が引かれ、その部分が問われていた場合、どうしますか。その傍線部分だけをにらめっこしていても意味がつかめないかもしれません。そういうときにこそ、文法を手掛かりに一文の構造をとらえ、その部分の理解へと導いていくのです。
私の授業を受けていると、時折一文を書写し、それを分解しているのを受講生は目にします。文の構造を整理し、それを手掛かりに伝えていることを説明し、問いに対する解答を導いているのです。ごちゃごちゃとした文脈説明をするよりも、意外とわかりやすかったりするのです。文の構造が分かれば、その問いの意味も、選択肢の構造も、記述するべき事柄も明確になるのです。感覚での解答ではなく、理にかなった解答を導き出せるのです。
国語の文法を勉強しておけば、文の内容を正確に読み取る手がかりができる、文を読むための武器が増えるのです。ですから、絶対に文法は勉強をするべきなのです。
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