2021/10/12
こんにちは。
たまには少し学年が上の生徒に向けての話です。
中学から高校にかけて、古文、漢文を学習します。2つ合わせて「古典」ですね。
こちらを学習するにあたっての初めの一歩です。
両者とも、「外国語」を学ぶような感覚になりますよね。日本語、あるいは日本語読みにしたものであっても、初めて読めばちんぷんかんぷんです。そんな人はまず「音読」です。
日本で最初にノーベル賞を得た湯川秀樹先生は、5歳のころから祖父とともに漢文の素読をしていたとのこと。もちろん、読んでも意味などさっぱりわかりません。しかし、ずっと読んでいると、体にしみこむようにわかるようになったとのことです。
古典も同様です。中学から竹取物語やら、枕草子、平家物語、漢詩などいろいろな古典に触れます。授業でも音読をさせられると思います。その音読を真剣に、脳を解放して、ぜひ取り組んでください。
高校生の皆さんも、古典の問題集を取り組む時には、ぜひ一度、文章を音読してください。
その音の響き、言葉の切り方が作り出すリズム感が、体に染み渡り、理解する土壌としての感覚を養ってくれるはずです。
英語の学習も案外そうかもしれませんね。いずれにしても、音読を大切にしてみてはいかがでしょうか。