質問きました。
「国語の試験の時に気をつけなければならないことは何ですか?」
結論
↓
時間配分に気をつけてください。
国語の試験の後に児童・生徒から「途中で時間がなくなった」という言葉をよく聞きます。これは多くの方が経験されていることでしょう。国語のテストには解答用紙がなかなか埋まらない「読む」という時間が存在します。だからといって、この時間なくして解答用紙が埋まることはありません。ではこの時間をどように攻略するかということです。
単純な話になりますが、試験が始まったら、まずは「解答用紙が埋まる」作業に短時間で取り組みましょう。例えば、漢字の書き取り、読み取りの問題、語彙の問題、知識問題、課題作文です。これらの問題は確実に解答用紙を埋めることができます。そして、この時間は埋めるか、埋められないかがはっきり分かれますので、割り切ってしまえば、テスト時間内に占める作業時間の割合も小さくすることができます。平たく言えば、「できる問題からまずはやりましょう」ということです。大問1から丁寧に進めなくてもいいですので、できそうな問題からちゃちゃっと取り組んでみてください。
そして、残りの時間で文章の読み取り問題になります。これも時間を考えずに取り組むのではなく、取り組む前に「どれだけ時間をかけるか」を考えながら取り組んでください。時計を見て、「何時何分まで取り組む」と時刻で決めておきましょう。時間は意識しにくいですので、時刻で取り組むようにするのです。
例えば、試験終了時刻は10時40分、今は10時であれば、文章読解が2題なら残り40分ですから単純に1題は20分で取り組む。そうすると、10時20分までに1題を終わらせ、10時20分からはもう1題となります。このあたりのメリハリを時刻で把握することで、試験時間内の時間配分を意識しやすくなります。
そうすると、実はこのあたりの攻略法は、試験が始まる前にある程度決めておくことが可能になります。特に入学試験であれば、過去問を通して、大問数も知ることもできますし、受験票を見れば、その教科の開始時刻、終了時刻、試験時間も分かりますので、取り組みの時刻をあらかじめ決めておくことができます。「何分間」という時間での把握は実際の試験中では、意識しにくいですので、時計を見ればわかるように時刻に置き換えておくと「あっという間に時間が過ぎていた」ということがなくなってくるでしょう。ちょっとした工夫です。
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