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パーツがあればいいのか?~漢字を正しく書くとは~

2025/04/08

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こんにちは。


SNSではしばしばテストの採点についての不満を目にすることがあります。
特に自分のお子さんの漢字の採点について、
これでもいいでしょう、という思いからなのか、
その解答の画像をアップロードして多くの人に同意を得ようとする行為が見られます。

例えば、先日私が目にしたのは
「液」という漢字の画像です。
「液」の字はさんずい(氵)に夜でできていますが、
画像では夜のナベブタの中にさんずいが入っていました(伝わっていますか?)。
確かに、パーツはそろっています。ただし、氵が独立しているのと、ナベブタの中にはいっているのでは、意味合いが大きく変わります。
おそらく筆順も変わりますし、成り立ちもちがうでしょう。
となると、そのように書いてはいけない、つまり誤答になってもしかるべきであると判断できるのです。

漢字1文字1文字には意味が込められています。また、その漢字の成り立ちには長い歴史があるのです。
そのようなことをふまえても、漢字1文字1文字をその手本の通りに正しく書くことは、漢字を使う民として大事なことではないかと言えるでしょう。

いつもながらになりますが、漢字の書き取りについては学習指導要領に以下のように規定されています。

・点画の書き方や文字の形に注意しながら,筆順に従って丁寧に書くこと。
・点画相互の接し方や交わり方,長短や方向などに注意して,文字を正しく書くこと。
・文字の組立て方を理解し,形を整えて書くこと。

これらの点をふまえて、小学校では指導がなされるということであれば、その点をまずはお子さんに教えてあげることが大人としての役割ではないでしょうか。

書ければいいんだろう
そのパーツがあればいいんだろう

そういう思いで漢字の学習をしている方は
ぜひお気をつけください。

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