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読解問題で出題される選択問題を考える

2022/02/25

どの教科にも共通している、テストでの点数の取り方だと思います。
それは、「まずは選択問題を正解する」ことです。

とくに、国語ではそれが大事です。
国語で点数が取れないというご相談を受けますが、そこで多いのが選択問題で誤答していることです。
たしかに、模擬試験や問題集、入試問題の中には、疑問を持つような選択肢もあったり、選択肢どうしの違いが小さすぎるものもあったりするのですが、それでも選択問題は全問正解で臨むぐらいの心がけがあるといいでしょう。

まずは、本文を最初から最後まで読みましょう。
そして、その内容の大枠、大きな流れ、筆者からのメッセージを本文にもとづいて整理しましょう。
そこから、文章を取り上げた問題の作り手の方針を探ってみましょう。
そこまで行き着けば、語彙や知識の問題は別にして(それはきちんと語彙や知識を事前に蓄えておいて)、文章に関する選択問題の解答が選択肢から浮かび上がってくるでしょう。1つ1つの選択肢を吟味してください。

これは私の勝手な思い込み(?)なのですが、選択肢は①明らかに誤答になるもの、②正解をやや誤答に寄せたもの、の2種類あります。
まずは①を消去法で消します。ここまではよく聞く選択問題の解き方でしょう。そして、問題は最後まで消去法で②を考えてしまうことです。②から正解を選ぶには、消去法では根拠が考えにくい場合があります。ですから、今度は「どちらがいいか」と積極的に解答として選べるものを考えてみてください。それの基準となるのが、文章の要旨であったり、出題者の意図であったりするのです。

ほんとにそれで全部大丈夫なの?と疑問に思われるかもしれませんが、
授業でこの方法を教えると、みんな正答へ向かっていきます。

たいしたことではないのですが、こんな問題への取り組みも試みてはどうでしょうか。

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