2022/02/26
読解問題において、記述問題は児童、生徒の多くが苦手、嫌いとする問題です。その中でも、字数が指定されている問題(例・「○○字以上○○字以内で書きなさい。」「○○以内で書きなさい。」)の対策(?)には、どうしようと思われるでしょう。
対策(?)というほどのことではないのですが、まずは指定字数を考えずに、その答えになる内容を、本文の言葉を使いながら、あるいは自分の言葉を足しながら、書いてみてはどうでしょうか。
この形式の問題が苦手である理由の一つは、その指定字数が気になるからです。その指定字数が答えのヒントだと思って、記述する内容を考えたり、あるいは本文から探そうとしてしまっているのです。字数があって、答えというと、それは出題者の意図とはずれます。
そもそも指定される字数はどのように決まるのでしょうか。これは「大人」=出題者の都合です。おそらく、出題者自身が解答を作成したときに、たまたまその字数になったから、というのが大きな理由になるでしょう。そうなると、まずは、「大人」が考えた解答を作成するのが先で、その後で字数を合わせるという手順が正解ということになります。
だから、まずは字数を考えずに本文の言葉、自分の言葉を使って解答を作ってみてください。その練習を積み重ねることで、まず記述問題に対する考え方が変わってくるでしょう。そして、字数を後で調整するようにしていけば、気持ちが少しは楽になるでしょう。
記述問題について言えば、模範解答と照らして自分の解答がどこまで大丈夫なのかの判断は付きにくいでしょう。まして児童、生徒自身が自己採点するのはかなり難しいです。模範解答どおりでないと○ではないという錯覚に陥ってしまうでしょう。そこで必要なのは、第三者の判断。とくに、プロの目が必要になります。
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