2022/03/01
こんにちは。
過去の記事にこんなことを書いていましたので、まずはその引用から。
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「作文を書くために大切な心がまえの一つは,まず読む相手にわかってもらえるように心配りをすることです。」
思いついたことを勢いで書くことは誰でもできます。そこで書かれた文章は勢いだけのもので、読み手がそこにはいません。読む人のことをしっかり考えた文章を書いていこうね、と小学生に教えています。
(中略)
随分前から考えていることは、「よい書き手は、よい読み手にもなることができる」ということです。ていねいに文を書くことができるようになれば、ていねいに文を読むこともできるようになるのです。表現の技法や作文のルールも大切ですが、それよりもていねいに書いていくことの方がまずは大切です。気持ちは文から伝わってきます。
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「書く力」、「表現力」ということばが飛び交っていますが、その前に必要なのは、読んでくれる相手への心配りです。「これでいいのだ」「わかるでしょ」というのではなく、「こうすれば読んで分かってもらえるかな。」「これでわかるかな?」という身を一歩引いた「書き手の思いやり」が相手からの評価に繋がってくるのです。
それは、言葉選び、文の組み立て、文章の組み立てに傾けていくべきものでしょう。
そのことを考えながら作文、小論文を考えてみてください。それがうまくなる第一歩になるでしょう。