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作文・小論文も見た目が勝負

2022/03/05

タイトルの「見た目」というと、文字のていねいさを指しているのだなと思われるでしょう。もちろん、文字のていねいさは大切です。読む人のことを考えれば、文字をていねいに書くことは礼儀の上で大切です。ただ、それだけをさして「見た目」と書いているのではありません。

作文の添削をしていると、「うわ~」と驚くものがあります。それは、一つの段落がだけが非常に長い文章です。全体を3つの段落で分けると、二段落目が全体の9割を占めている文章と出会うのです。ここまでくると、その段落の内容がその文章の内容ということになってしまいます。

ここでお伝えする「見た目」というのは、文章の組み立ての見た目ということです。ここは文章を書く前の準備が効果を発揮するところです。

作文・小論文を書くとき、原稿用紙にいきなり書き始めてしまう人がいます。「筆がのる」のであれば、一気に書き切ってしまうのでしょう。それでバランス良く書けているのであれば、いいのですが、最後まで書いた後で振り返ったときに、段落のバランスが良くないと気づいたときには、もう手遅れです。そうならないようにするために、内容の組み立てをメモする必要があるのです。そして、そのメモにはどのぐらいの量(行数)を使うのかを記しておくとよいでしょう。それぞれの段落で、行数が多い少ないがわずかにあっても差し支えないのですが、何かしらの目安がある方が、それを意識しながら文章を書いていくことができて便利です。

どのような文章を書くにしても、大切なのは「文字の見た目」と「組み立ての見た目」です。その辺りも頭の片隅に置きながら、よい文章をぜひ書けるようになってもらいたいと思います。

※小春学院では作文・小論文の指導も行っております。詳しいお問い合わせは以下のフォームからお願いいたします。
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