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「国語のノート」についての一つの提案

2022/09/07

こんにちは。

朝、身支度をしていて思いついたことを書きます。

国語のノートについてです。

お子さんの国語のノートをご覧になったことはありますか?

学校で使っている国語のノート
塾で使っている国語のノート
自宅学習で使っている国語のノート

さまざまありますね。どのノートもさまざまですね。

学校のノートは学校の教科書の文章を先生がまとめたり、自分の考えをまとめたりしているノート。
塾で使っているノートは問題集、テキストの解答用紙になっているノート。たまに読み方のポイントが書かれているノート。
自宅学習で使っている国語のノートは漢字の練習や言葉の意味調べが書かれているノート。

それぞれの場で、国語の学習の内容が異なるので、このようにノートが色とりどりになるはずです。でも、何かが欠けているように思うのです。特に、塾で使っているノートは・・・。

思い出してみてください。
もう十年以上も前でしょうか。「東大ノート」という物語がつくられ、世に「ノートブーム」が起こりました。いろいろなノートの書き方、ノートの作り方・レイアウト、さまざま提案されました。もちろん、ノートとはそもそも何か、という抽象的な議論もなされました。

今もノートに熱い思いを持っている方も多いことでしょう。私自身、ノートにはいろいろな思いがあります。

しかし、学生時代から現在にいたるまで、「国語のノート」についてはなかなか「これだ!」という解答が出ないのです。

そんなこんなで、今朝ふと思いついたのは、些細な提案です。

塾の国語のノートに、テキスト、問題集で読んだ文章全体のまとめを書いたらどうか、ということです。読む人が読めば、「何だそれだけか」という話です。文章全体のまとめを設問に入る前に書くのです。その書いたまとめを、先生がちょっとチェックすればいいのかな、ということです。

「文章を読む前に先に問いを読みましょう」という解き方アドバイスがあります。この提案をされている方は、国語がそもそもできる方でしょう。できない子の身になって考えてみれば分かりますが、そもそもいきなり問いを読んで、文章の内容が分かる、組み立てられる、予想できる子はそもそも国語ができない子にはまったく意味不明な言葉の羅列になってしまうのです。問題を解くためだけの国語の学習に本当に意味があるのか、という疑問すら湧いてくるのですが、世間では昔から(私が中学生だったときから)広く伝えられているアドバイスです。正直、私は問題を読んだからといって、その文の内容をイメージすること、その問題をイメージしながら文章を読むことができません。

小春学院では基本は「文章を読む」として文章をないがしろ、筆者をないがしろにするような国語の学習は行いませんので、このようなアドバイスは一切いたしません。

それよりも、文章に書かれていた内容、筆者が伝えようとしていること、しっかり受け取れる読み手に育てることを重視しています。

そんなことですから、今後は問題に当たる前に、ノートにその文章のまとめ、筆者が伝えようとしていることを書かせ、それを私が確認しようと思っています。そのまとめに補足することをこちらが説明すれば、児童・生徒はその文章の内容、筆者のメッセージを明確にできるのではないか、もちろん、問題にもしっかり取り組めるのではないかと思います。

そんなことをちょっと思いついた一つの提案でした。

ノートについては、もう少し掘り下げようかな?

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