2021/10/07
こんにちは。
またまた、転載かと思われるでしょうが、
昔も今も変わらないものがあるのは確かなことです。
これからのヒントになりそうな内容を新しいホームページに記していく、そして皆さんに読んでもらうのも大切な役目だと思っております。
以下は2012年4月6日に旧ブログに掲載した文章(一部修正)です。
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今日小3の男の子と言葉の学習の一つとして、ことば遊びをしてみました。
ちょっとそんなんでいいの?と思われるかもしれませんが、本当に苦手な場合には、興味もてるところから入る方がいい時もあります。
(1)がえい (2)ゃうじしど (3)リーュプッチ
なんだか分かりますか?文字を並べかえてみてください。
(1)えいが(2)じどうしゃ (3)チューリップ
問題を作るのも大変ですが、彼が一生懸命考えてくれるので作り甲斐があります。
そのあとは言葉つなぎ。
りんご→赤い→火→燃える→キャンプ→夏休み…
言葉が言葉を生むというのは、書くだけではなく、読んだり、聞いたりする上でも大切な発想です。
国語にもまだまだたくさん面白い勉強があります。一緒に取り組んでいきたいと思います。
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<補足>
文字と文字の組み合わせが単語を作り、単語と単語の組み立てが文を作り、文と文が集まって段落、文章を作っていきます。私たちが会話なり、文章なりでコミュニケーションを図る中には、様々な言葉の単位が含まれています。それぞれの単位が有機的に結びつくことで、コミュニケーションが成り立つといってもいいでしょう。コミュニケーションとは、発信者と受信者の間での意思疎通、あるいは問答です。その基本になるのは言葉、特に単語です。文字の並べ替えは、答えとなる単語を知っていなければ、永遠に答えに到達することもできませんし、単語の意味を知らなければ、あるいはその単語の周辺の事象を知らなければ、言葉つなぎもできません。
「うちの子、言葉をあまり知らないみたいで・・・」というお悩みを頂戴することが多くあります。自分の身のまわりにある言葉であれば問題はのでしょうが、そうでない言葉、単語はどのようにして身に付けていけばいいのでしょうか。
案外、このような「遊び」の中にヒントがあるかもしれませんね。