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俳句の季節になりました!

2022/11/09

こんにちは。

小春学院では昨年から、小学生に俳句をつくってもらっています。
毎週4句ずつ、ノートや原稿用紙に書くだけの作業です。
もちろん、作ってもらったら大会に投句します。

今年もこちらに投句します。
第40回全国児童生徒俳句大会
関連ページ:https://www.town.kusu.oita.jp/kosodate/mokuteki/asobiba/warabenoyakata/4017.html

いくつかの俳句を読みましたが、去年よりレベルが高い!
17音だけの世界で、こんなに広い世界を表現できるものなのか、と驚くばかりです。

俳句から、事実だけを書く日記、詩づくりと当学院では表現を学ぶ機会を作ってきました。
これは私なりの「読むこと」だけの国語教育への疑問からくる教育実践です。
本来国語を学習するのであれば、「読むこと」と同時に「書くこと」も学ばなければならないはずです。しかし、「書くこと」についてはどうもその機会は「読むこと」についてよりもかなり少ないのではないでしょうか。」

また、「書く」というと、筋道を立てた作文(いわゆる「論理的な文章」「小論文」というような文章)に偏り、韻文は蚊帳の外に追いやられているように思われます。(まったくないとは言いませんが・・・。)

論語にこんな章があります。

子曰わく「辞は達するのみ。」(巻第八 衛霊公第十五 41)
先生がおっしゃった「ことばは意味が通じさえすれば良いのだ」

多くの作文を添削していると、余計な装飾、余計な文脈、余計な考えがあり、必要なことが的確に表現されていない文章が多いことに気づきます。当学院で取り組んでいる「書くこと」の学習は「辞は達するのみ」を体言させるための試みなのです。限られた文字、言葉だけでいかに多くの意味を伝えることができるのか。それは語彙の運用はもちろん、文章の組み立て方も大切です。「読むこと」の学習が少し削られたとしても、ここは学ぶ必要があることだから、当学院ではしっかり取り組んでいるということなのです。

俳句、詩といった韻文にも、筋道があります。事実は筋道を立てる重要な要素です。それらの表現の仕方をもって初めて人に伝わる文章、筋道を立てた文章が書けるようになるのです。

ます目を埋めるために文字を並べるだけの作文からは早く卒業してもらいたい、事実や知識を踏まえ、語彙を適切に選び、必要なことだけで組み立てられた文章を書けるように、これからも指導してまいりたいとおも言っています。

ご参考までにこんな講座もあります。

【公立中高一貫校適性検査対応】課題作文の書き方講座Ⅰ
https://www.street-academy.com/myclass/142388?conversion_name=direct_message&tracking_code=6e1d9c1e93542f924a7c0c65d5d5aa28

【公立中高一貫校適性検査対応】課題作文の書き方講座Ⅱ
https://www.street-academy.com/myclass/147730?conversion_name=direct_message&tracking_code=cddd44b5551a7c6f982abf6e6fb0dd23

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