2023/10/25
質問きました。
「これから読書をはじめてみようと思います。何から読めばいいですか?」
結論
↓
小学生・中学生は伝記、高校生は新書を読もう。
これまで読書なんてしていない人が読書をするというのは相当な勇気が必要なこと。
そんな人にはまず読んで何かが得られるものがいいと思います。
小説・物語を読むというのもいいのですが、いきなり読んでも、「ふ~ん、そんな話なんだ」ということで、その小説・物語が伝えようとしていることを直に感じとることがむずかしいのではないでしょうか。
そこで、小学生・中学生ならばまずは伝記です。伝記はその人物の功績を紹介しながら、どのようなことを学ぶできかが少々意図的に描かれていますので、それを読み取りながら、こういうことが大切なんだということが分かってもらえるのではないでしょうか。
高校生は新書と書きましたが、正直これは「苦行」への誘いです。小学生・中学生と異なり、高校生は高等教育課程を歩んでいる学生ですので、少々難しくてもここはあえて新書に挑戦してもらいたいですね。もちろん、これは現代文の評論・論説が読めるようになるためのトレーニングという意味も含まれています。1冊を読んで、その1冊の内容がすぐにわかるはずはありません。読む速度も15分、20分かけて1ページがやっということもあるかもしれません。それでも、高等教育、さらに上の教育を進まれるのであれば、専門的で、格式ばった文章も読める必要があります。そういう本を読んだことなしに、上の学歴に進むのは考えものです。専門的な道に進まれる前に、あらかじめ、このような分野で、こんなテーマが議論されているのだということをぜひ知ってもらいたい、という願いを込めて高校生は新書(岩波新書、岩波ジュニア新書、中公新書、講談社現代新書、筑摩プリマ―新書など)にトライしてもらいたいですね。
小春学院にも多くの本をそろえています。読書指導も行っています。
ご希望の方は、ぜひご相談ください。
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