また、小学3～6年生対象の「漢字特別練習会」の申込も受付中！

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中国語がすべて漢字であることはご存じでしょう。漢字一字一字に意味が込められていることも想像できるはずです。

古来、日本に漢字が伝わり、その漢字を日本人はなんとか理解しようと、一字一字に神経を傾けてきました。

私が大学院生時代にお世話になった言葉が今でも心に残っています。

「とかく日本人の研究者は、海外の研究者から全体をとらえようとせずに、細かい部分ばかりを読み込もうとすると指摘を受けるけど、その細かい一文字一文字を読み解こうとしてきた伝統が、日本の学術を発展させてきたんだよ。」

このブログでも、文章全体を理解することが大事だと伝えてきました。それでは「木を見て森を見ず」では、結局のところ筆者が伝えようとしていることが分からないのでは、出題者が投げかける問いに答えられないからです。しかし、根本的なところでは、一本一本の木の存在を忘れてはならないでしょう。筆者が文章を書くときに、一言一句、言葉を検討し、選び抜いています。そこに筆者が伝えようとするメッセージがあるのです。それを読み解こうとする努力は、例えば大学へ進学し、学問を志すのであれば、ぜひ心がけてもらいたいものです。

読み手の立場で一言一句を大事にする。書き手の立場で一言一句を大事にする。両者が互いに一言一句を大事にしようとすれば、読むこともも書くことももっと上達するでしょう。このことは、老若男女問わず大事なことです。