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勉強は毎日するもの、と決めつけてしまってよいのかどうかはわかりません。

そもそも、毎日するほど勉強する内容がないものもあります。

国語であれば、国語の文章読解。私の正直な考えでは、文章読解を毎日取り組んだからといって、それにかけただけの効果は限定的ではないでしょうか。せいぜい、週に2～3回ぐらいの取り組みでよいはずです。例えば、国語の授業があった次の日に見直しをする。塾で国語の授業があった次の日にそれと同じ問題に取り組む。あとは宿題・課題に取り組む。読解問題集・ドリルに毎日取り組むというのもありますが、それはせいぜい2週間から1か月ぐらいの取り組みで終わってしまうはずです（復習をするとなると期間は多少伸びるでしょうけれど…）。学習数はもちろん大切ですが、学習の質をどう保証するかが大事になるのが文章読解への取り組みです。問いに単に答えるだけのトレーニングは試験、テストでの初見の文章への適応が難しいのではないでしょうか。そうすると、限られた数の中で文章を正しく読むトレーニングを計画することの方が有益になるでしょう。

国語で毎日取り組んで有益になるのが漢字の学習です。漢字はとにかく覚えなければいけません。読めて、書けてはじめて漢字が定着したと言えるでしょう。そのためにはいつも「覚える」「思い出す」作業をしていかなければいけません。なぜなら、漢字は使わなければ忘れてしまうからです。

仰々しく書いていますが、漢字の勉強と大風呂敷を広げる必要はありません。「〇時間完成」「〇日でできる」というようなタイトルがついている漢字の問題集に毎日取り組めばよいのです。1冊終われば、別の1冊あるいは同じ問題集をもう1冊取り組んでみてはいかがですか。これなら受験の日まで毎日勉強できます。この積み重ねが大きな成果を生むものです。